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2013年8月10日〜18日、イギリス(とドイツ)へ行ってきました。
アンティーク雑貨の買いつけや観光の様子を、ご紹介します。
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2013年8月11日(日) 1-2. イギリス初日の洗礼
入国審査を終え、持参したwifiの設定を済ませてから、
予約しておいたレンタカー屋さんのカウンターへ。
今回もやっぱり、カウンターは無人。
「ロータリーからバスに乗って店舗まで直接来い」と
いうような意味の看板が置いてあったので、バスを探し、店舗へ向かう。
18:10(日本時間 翌02:10) レンタカー屋さんに到着。
任意保険の加入やら、追加ドライバー登録やら、たくさんの手続きを済ませる。
時差ぼけの頭にこのレンタカーの契約というのがいつもきついんだけど、
今回はとてもわかりやすい英語で説明してくれて、助かった。
レンタカーの予約は、いつもドキドキ。
日本のように細やかな車種指定ができるわけではないから、
「とにかく荷物がたくさん詰める車を」となるべく大きな車を予約したら、あとは運任せ。
用意されていたのは、立派なプジョー車。
貧乏症ゆえに「もったいない」と思ってしまったけど、
買いつけをするからには、荷物の量だけはどうしようもない。
普段は古い軽自動車に乗っているので、
高級車の装備や操作方法がわからず、分厚い説明書とにらめっこ。
地図を用意して、ナビをセットして、交通ルールをもう一度確認して…。
「ここ出たらすぐ高速だよ、大丈夫!?」なんて大騒ぎしながら、どうにか車を動かした。
↓画像クリックで拡大します。

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コッツウォルズ目指して、出発ー!
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ヒースロー空港から、コッツウォルズ地方を目指して出発!
広い広い空が、とにかく気持ちいい。
…などと言っている余裕はなくて、夫は「初・外国での運転」に必死、
私もナビ役に必死だったのだけど。
19:30(日本時間 翌03:30) とりあえず、オックスフォードのサービスエリアへ。
「晩ごはんここで食べるか、ストゥについてからスーパーで何か買うか、
宿の1階のパブで食べるか、どうする?」と選んでもらった結果、
イギリス一回目の食事は、ここで摂ることに。
オックスフォードのサービスエリアは、ピザ屋、バーガーキング、KFCなど、
いくつかのお店がフードコートスタイルで並んでいる。
夫がフィッシュ&チップスを食べてみたいというので、
私は同じ店でパイを買うことにした。
↓画像クリックで拡大します。

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夫のフィッシュ&チップス。 イギリス料理といえば、これだよね。
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私は好物の、チキン&マッシュルームのパイ。
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中からとろーり、クリーミー。
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生まれてはじめて、外国で食事を摂る夫。
出てきた料理を目の前にした第一声は、「でかっ!」。
そして一口食べての感想は、「味ないな…」。
ははは…。
実はここのフィッシュ&チップス、私が知っている中で一番おいしくないんだよね。
何を隠そう、私も生まれて初めて食べたイギリス料理が
ここのフィッシュ&チップスだったのだから、その衝撃は忘れようもない。
夫がそれを選んだ瞬間、止めようかとも思ったけど、
なんだか運命的なおもしろさを感じてそのままにしてしまったのだった。
私はあの時、ほとんど食べられなかったけれど、夫は大食漢&食べ物を残すのが嫌いな人。
最終的には塩こしょうをみつけてきて、「塩をかければいける!」と言いながら食べ切った。
ついでに私のパイ(これまた大きすぎる)まで、「こっちの方がうまい!」と言いながら食べた。
イギリスって、フィッシュ&チップスは当たりはずれ大きいのに、
パイははずれなしなんだよなぁ。
大きすぎて食べ切れない、という問題はあるけれど。
オックスフォードのサービスは、ガラス張りでとても明るかった。
そう。20時を過ぎているのに、まだまだ明るいのだ。
この日の長さ、イギリスだなぁ…。
この後、宿に着いてからまた車に乗ってスーパーに行くのは無理だろうと判断し、
サービスエリア内のミニスーパーで飲み物と小さなお菓子を買っておいた。
20:40(日本時間 翌04:40) ドライブ再開。
高速道路を下りて、一般道で宿を目指す。
今回最初の宿は、コッツウォルズ地方の中心辺りの、
Stow-on-the-Wold(ストゥ・オン・ザ・ウォルド)という小さな村のINN。
16世紀から歴史が続く古い古い宿だけど、
1階がパブ、2階が宿という昔ながらのスタイルのおかげで、
田舎にしては珍しく23時までチェックインを受け付けてくれる。
以前、個人経営の小さな宿を予約した時に道に迷ってものすごく迷惑をかけたので、
今回は「道に迷っても大丈夫な宿」を探しておいたのだ。
でも、私ももう、イギリスには慣れているし。
ざっくりとしたロードMAPしか持っていなかったあの時と比べて、
今はカーナビもスマホの地図もあるし、行ったことのある村だし、
何度も何度も通ったことのある道だし。
今回はさすがに、道に迷うこともないはず。
…と思ったけど、甘かった。
結論から言うと、迷った。迷いまくった。
33マイル(52.8km)、46分で着くはずの道を、
とにかく迷って迷って、走って走って…。
お手製のガイドと、地図と、スマホの地図と、カーナビと、道路の標識と。
目を皿のようにして全部を見て、曲がるべきポイントを探しているのに、
いつまでたってもそこに着かない。
真っ暗闇の中、ただただ不安だけが募る。
「次のラウンドアバウトどうするの!?」と聞かれるたびに、
「曲がる所はまだだから、直進だと思う!」の繰り返し。
今にして思えば、ロータリー状になった真っ暗なラウンドアバウトで、
毎回本当に「直進」できていたのかは、あやしいところ。
だけど本当に、その時はとにかく、
「ルート通りに走っているのに曲がるべき所に着かない」という状態だった。
そうして「いくらなんでもこれはおかしい…」と思ったところでようやく、
レンタルしたカーナビがずっと「通信中」になって
現在位置がうまく取得できていないことに気づく。
うわぁ、田舎すぎて電波が来なくなってたんだ…!
ナビもスマホも、完全につながらない。
田舎道で、目印になるようなものもない。
道を聞けるような人も、当然歩いてはいない。
ただ言えるのは、見覚えのあるストゥの入り口を通り過ぎてはいない、ということだけ。
そして、予定よりもはるかに長い時間、走り続けている、ということだけ。
いくら考えても、現在地すらまるでわからない。
ここからどう行けばストゥに着くのかもわからないので、
来た道を戻ろう、ということになった。
街灯ひとつなくて真っ暗だけど、日本時間ではそろそろ夜明け。
慣れない外国で、二人とも、心身ともにボロボロだ。
夫も余裕ゼロの顔で「しんどい」「胸やけする」「頭痛い」と言い続ける。
運転も目に見えて危なっかしくなってきたので、交代を申し出ると、断られる。
よくよく考えれば、土地勘がなく英語の苦手な夫にナビを頼むというのも無茶だと、
今ならわかるのだけど。
ここからどうやって復帰したのかは、今となってはもう思い出せない。
ただ、気がついたら、ものすごく愛らしい建物が並ぶ小さな町の
メインストリートを走っていた。
事前の下調べから、ハイストリート沿いにこんな愛らしい建物が並ぶこの景色は…と、
この町の名前と位置を思い出し、なんとかストゥに続く道へ。
その後もやはり迷いに迷い、最終的には
なぜか住宅街の中を抜けると突然ストゥの村の中にいた、という感じ。
村は完全に眠っていて、人も歩いていなかったけれど、
宿の付近だけはがやがやとにぎやかで、子連れファミリーまでいた。
酒場の2階の宿にして本当に良かった、と、ほっとする。
22:30(日本時間 翌06:30) なんとかチェックイン。
こんな繁忙期なのに、こんな時間まで
ちゃんと部屋を残しておいてくれて、本当に良かった…!
床がものすごく傾いてるけど、歩くとギシギシ揺れるけれど、素敵な宿!!
↓画像クリックで拡大します。
宿に着いた途端、夫は服のまま眠ってしまった。
「海外1日目はとにかくきついよ」とは言ってあったけど、想像以上だったと思う。
本当によくがんばってくれた…。
私もさすがに限界。
歯磨き、荷ほどき、メイク落としとスキンケアと着替え、
目覚ましのセットとスマホ類の充電を、なんとかこなす。
23:35(日本時間 翌07:35) もう無理、寝よう。
日記や支出のメモだけでもつけておかないと後で困るのは自分だけど、無理。
何しろ、日本で朝3時に起きてから、28時間半も経ってるんだから。
遠くから聴こえる鐘の音と、なぜかロケット花火みたいな音。
それが何であるのかを考える余裕もなく、私もそのまま眠りについた。
明日は早起きしてコッツウォルズ観光&長距離移動だけど、
本当に大丈夫かな、と思いながら…。
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