異国の言葉に思いをはせて パリでみつけたアンティークのポストカード 03
パリの蚤の市の、切手とポストカードを専門に扱う、
無口だけど優しいおじいさんのストール(露店)で出会った、味のあるポストカード。
どんな人が、どんな気持ちをこめて送ったのかな。
旅先からポストカードを出すなんて、きっととても大切な人だったんだろうな。
言葉は読めなくても、その分、想像力と旅情をかきたてられる、
新品にはないぬくもりが素敵。
つけペンでさらさらと書かれた癖のある文字から、ポンポンと押されたかすれた消印から、
時間も距離も超えて、やさしい言葉が聞こえてきそう。
このカードは、絵柄のある面に切手があるので、
絵柄を見せて飾っても、使用済なのが一目でわかるのが嬉しい。