カチコチ、永遠に刻み続ける 手巻きの目覚まし時計 14 (JAZ社)
大人びた品のあるシルエットが美しい、
アンティーク時計の名門・フランスJAZ社の、ゼンマイ時計。
アンティークの時計のことを勉強していると、
かならず行き着くのが、JAZ社の時計。
とにかくかわいくて、ファンが多くて、
それだけに高値で取引されている…という知識はあったけれど、
実際に目にしてみて、一瞬で、その魅力の虜になった。
ヨーロッパのアンティークゼンマイ時計は、
たいていどれも、素朴でかわいい。
けれど、JAZ社の時計は、
繊細な手腕を駆使して愛らしさを極めた、
とっておきの小さなフランスの菓子のように、
細部までとことん凝っていて、とんでもなく愛らしいのだ。
そんなJAZ社の手巻き時計の中でも、
ひときわ目をひくのが、このシンプルでいて美しいシルエットの
ちょっと小さめの、めずらしいデザインの目覚まし時計。
しっかりとした真鍮の土台つきで、
片手にのるほど小さいのに、
手に持つと意外とどっしりとしていて、
安定感と安心感が感じられる。
極限までシンプルに仕上げられた文字盤だけど、
立体感のある細かなラインが放射状にひろがっていたり、
風防のふちが宝石のように美しくカッティングされていたりと、
細部まで楽しめるデザイン。
フランスでは、JAZ社の時計は、
もう動かなくなってしまったものも
コレクション用として売られていたりするけれど、
この時計は、今でもちゃーんと現役。
この頃のぜんまい時計にしてはめずらしく、
時計のカチコチ音がにがてな人でも仲良くなれそうな、
かなりひかえめな愛らしいチクタク音で、時を刻んでくれる。
JAZの時計は、
1910年から1940年までに作られた時計が、鳥のマークなし、
1941年から1967年までのものが、しっぽが下向き、
1967年から1975年のものが、しっぽが上向き、・・・だそうなので、
この時計は、1941年から1967年に製造されたもののよう。
ベッドサイドに置くのはもちろん、
リビングやアトリエ、書斎なんかにも似合いそう。
毎日ゼンマイを巻いてあげる時間までいとおしくなる、
とっておきのアンティーク時計です。
本体直径約 7.5cm、高さ約 9cm、奥行き約 3.5cm。
完動品。
商品名 |
カチコチ、永遠に刻み続ける 手巻きの目覚まし時計 14 (JAZ社) |
販売価格 |
0円 |
在庫数 |
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ゼンマイ時計のこと。
アンティークのゼンマイ時計は、通常、
毎日決まった時間にゼンマイを巻いてやれば良いと言います。
ゼンマイ時計は、ゼンマイの巻きはじめから、巻き終わりにかけて、
徐々に、時間を刻む速度が変わり、しっかり巻いてあるほど、
より正確な時間を刻むためです。
また、温度変化の影響を受けやすく、
冬の屋外など、寒すぎるところでは、
中のオイルが固くなって、一時的に動かなくなったりしますが、
室内であたためてあげれば、また正常に動き出します。
針の進む速度は、裏側の調整ネジで微調整することができますので、
お使いの環境に合わせて、ご自分で調整してあげてください。
調整ネジは、+か−の方向に1目盛り動かすと、
それぞれ、一日1分程度、針の進む速度が変わります。
アンティークの手巻き目覚まし時計についての詳しい説明は、こちら。